こんにちは、スタッフの山口です。
ひらかた動物霊園内にある桜の木に去年の秋ごろからずっと居たミノムシさんですが、ついに羽化したようです。
春先のミノムシ
ミノムシは秋ごろに蓑をつけ越冬し6月~8月に羽化するようです。
そろそろかな?とこの前見たときはまだ変わらずいてました。
本当に中に何かいるのかな?と思っていたころ
な・・・何かで出る!?
何日間か様子みてましたが特になんの変化もなく
よぉーく見ると
開いてる・・・
触ったり中を覗いてみても中に何かいる様子がなかったので
開けてみました!
ハサミを使ってもなかなか切れず、布のような感じで、なんとか開けてみると中はフワフワのベットのようになっていました。
このフワフワベッドで冬を越していたんですね^^
ミノムシさんの本体はいなかったので無事に羽化したようです。
詳しいミノムシさんの生態が気になって調べたところ、
オスは羽化するとミノガになり羽や足も生えるようです。
ただし口がないので捕食することが出来きず、ひたすらメスを探してるのだとか・・・
メスは羽化はするけど手足もなく顔だけを蓑の外に出し特有のフェロモンを出してひたすらオスを待ち、産卵すると死んでしまうのだとか・・・
なんとゆうかとても儚くて切ない一生だなぁとしんみりしてしまいました。
そんなミノムシさんですが、最近すごく減ってきているようです。
オオミノガヤドリバエとゆうミノムシに寄生するミノムシの天敵が中国から渡来してきているのが原因みたいです。
なんと、絶滅危惧種にも選定されてるのだとか・・・
ひらかた動物霊園のミノムシさんは寄生されずに無事に羽化できたことを嬉しく思います。
以上、ミノムシ通信でした。